

Phonicsの必要性について
「フォニックス」って聞いたことがありますか?
Wikipediaによると
フォニックス(英: Phonics)とは、英語において、綴り字と発音との間に規則性を明示し、正しい読み方の学習を容易にさせる方法の一つである。英語圏の子供や外国人に英語の読み方を教える方法として用いられている。
フォニックスでは例えば「発音 /k/ は c, k, ck のどれかで書かれる」のように、ある発音がどの文字群と結び付いているかを学び、それらの文字の発音を組み合わせて知らない単語の正しい発音を組み立てる方法を学ぶことができる。
小学校3年生の時にローマ字を習いますが、このローマ字の授業が結構英語の発音やスペルを書くのに障害となっていると感じます。初めて英語を習い始めた4年生~6年生の小学生に英語の単語を覚えてもらおうとすると、必ずと言っていいほどローマ字の発音で単語を発音したり、スペルを書いたりするのを目にします。
フォニックスを学ぶと何ができるかというと、英語で書いてある文章を見た時に、だいたいどんな発音でしたら良いかがわかるようになってきます。英語が好きな子供はどこかで聞いたり、誰かに教えてもらったりして、英単語をスペルではなく、音で覚えていたりします。スペルはわからなくても知っている単語を文字として見た時に、フォニックスがわかっていると、自分の知っている単語と結びつけることができます。
また、もし全く知らない単語でも、文字を見て発音をある程度予想できるようになります。この能力は実はとても大切です。英検の3級の2次試験では、カードに書いてある文章を音読させるテストがあります。全く知らない単語が書いてあるかもしれません。でも、あたかも知っているかのように読むことができます。
フォニックスを学ぶのにおすすめ教材は、elf Learning出版の「Think Read Write」です。You Tubeからも無料で動画を見れるので、ご自宅でお子様と一緒にすることもできます。かわいいイラストも魅力的ですが、リズミカルなチャンツは楽しく効果的に正しい発音を学べます。
日本人が苦手なLとRの発音も小さな子供の耳は聞き分けることができます。
ただ、フォニックスは全ての単語を発音できるようにはならないので、あくまでも英語をより簡単に学べる一つのツールとして考えないといけません。フォニックスを一通り学んだあとは、たくさんの本を読むことです。語学の上達には読む力が欠かせません。多読をするには自分に合ったレベルの本を選ぶことが大切です。アメリカのオンライン教材、「Raz Kids」が大変優れています。こちらはまた次回ご紹介したいと思います。
Recent Comments